コミュニケーションボックス ラット用:CBX-303Rシステム

CBX-303R

心身医学において、行動や感情の変容と胃の形態や機能の変化との間には大きな結びつきがあることが知られています。ストレスを負荷することによって 胃粘膜にストレス潰瘍を誘発させ、ストレス(潰瘍)モデルを作成することができ、抗潰瘍薬、抗不安薬、抗欝薬などを投与した動物との比較により薬効の評価 を行なうことができます。ヒトにおけるストレス潰瘍は心理的、精神的なストレスによるものであり、一方で従来のストレスモデルの作成は 水浸法、拘束法、 床電撃法など物理的ストレスを負荷する方法によっていました。

このストレスボックスでは物理的ストレス(床グリッドからの電撃)を負荷された動物の情動反応によって、他の動物(物理的ストレスを負荷されていない動物)が影響を受け、心理的ストレスとして作用、よりヒトの場合に近いストレスモデルを作成することを目的としています。

構成

本 システムは、コミュニケーション・ボックスケージ(CBX-9)、サイクルタイマ(CBX-CT)、3CH電気刺激装置(CSG-001)、外部条件刺激 装置等で構成されます。コミュニケーション・ボックスケージには標準仕様としてラット用(CBX-9R)とマウス用(CBX-9M)の2種類が用意されて います。

特別仕様品をご希望の場合にはお問い合わせ願います。

仕様

区画総数3 × 3
電撃区画数5
区画寸法(mm)W200 × D200 × H500
(絶縁区画:H493)
グリッドステンレス 10本/区画
トレイ塩化ビニール(抽斗)
外壁灰色塩化ビニール 不透明
区画仕切透明塩化ビニール
透明塩化ビニール
外形寸法(mm)W687 × D687 × H624
(架台高約400含まず)
重量約45kg(架台含む)
架台キャスタ付架台(約H400mm)
付属品予備刺激用 照明器具(白熱灯)、発音体、接続用ケーブル

サイクルタイマ CBX-CT

CBX-CT02

本タイマは、サイクル回数 及び、インターバル、条件刺激1、条件刺激2、無条件刺激の時間を設定することができます。

条件刺激1、条件刺激2の制御出力は接点出力、無条件刺激の制御出力は無接点出力となっています。

ストレスの負荷は、条件刺激(音、光など)、無条件刺激(刺激電流)を一定のインターバルで繰り返す制御を行なうサイクルタイマ、刺激電流用の刺激装置、外部条件刺激用の発音体、発光体を組み合わせて行ないます。

仕様

設 定 方 式デジタルスイッチ、トグルスイッチ
デジタルスイッチTIMES - 1-1000 - サイクル回数
ITI - 1-199 - 待機期間(秒)
CS1 - 0-990 - 警告期間(秒)
CS2 - 0-19 - 警告期間(秒)
UCS - 0.1-99 - 刺激期間(秒)
トグルスイッチTONE(CS1,CS2,UCS)
期間中のTONE出力ON/OFF
LIGHT (CS1,CS2,UCS)
期間中のLIGHT出力ON/OFF
スタ-トスイッチ設定プログラムの実行
ストップスイッチ設定プログラムの強制終了(2度押し)
表   示LED ( RUN, TONE, LIGHT, SHOCK )
出   力CONTROLオープンコレクタ(DC30V 30mA)
SHOCK信号出力のみ TTL OUT 併設
外 形 寸 法W320 x D230 x H120mm
重   量約 3kg
電   源100V AC 50/60Hz 1A

サイクルタイマCBX-CTにはランダム機能が付いています。

3CH電気刺激装置 CSG-001

3×3 区画コミュニケーションボックス用の3ch(1チャンネル:1列)電気刺激装置で、無条件刺激として使用されます。無条件刺激を受ける動物と受けない動物 とが交互に配置されるため1チャンネル(1列)中1匹又は2匹が電気刺激を受けることになります。動物の状態や、各室グリッドの状態によって、他の動物 (他チャンネルの動物)への電気刺激出力が阻害されることを避けるため、各チャンネルごとに独立した刺激電源を装備し、各チャンネルの動物に、できるだけ 均等な強度の電気刺激を安定して負荷することができるように設計されています。この方式により、1カ所の動物によって全体の実験が失敗に終わることが無く なります。各チャンネルについて4ラインの出力となっています。刺激強度は5段階の切り替えスイッチで設定されます。

サイクルタイマと接続することにより自動的に繰り返し一定時間、電気刺激を出力します。又、条件刺激として音、光を呈示する電源を装備しています。

仕様

無条件刺激電流刺激設定:ロータリスイッチ
限流抵抗切り替えによる5段階
電流設定:0.4, 0.6, 0.8, 1.0, 1.2 mA
表示LED :電気刺激が出力されている間点灯
条件刺激1TONE 音:(専用発音体)
設定方式:可変抵抗による音圧調整DC24V)
      約2.9KHz(専用発音体)
条件刺激2LIGHT 光:(100VAC 白熱灯)
設定方式:可変抵抗による電力制御(最大200W)
外 形 寸 法 W320 × D230 × H80mm
重   量約 3kg
電   源100V AC 50/60Hz 1A

条件刺激呈示器 MCS-01(クリップ止め式)

MCS01

  • 全長 – 約60cm
  • 重量 – 約 1kg

外観及び仕様は改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承願います。

REFERENCES

 

  • Funada, M., & Hara, C. (2001). Differential effects of psychological stress on activation of the 5-hydroxytryptamine- and dopamine-containing neurons in the brain of freely moving rats. Brain Res, 901(1-2), 247-251.

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