スタンド・ケージは別売です。
小動物(マウス・ラットなど)の脳波(EEG)及び筋電位(EMG)を計測できます。
専用の電極を頭蓋骨にビスで固定し、ヘッドアンプ内蔵のスリップリングを使ってアンプへ信号を送ります。
- 脳波及び筋電位計測のさまざまな実験に対応できます。
- ヘッドアンプ内蔵で低ノイズでの計測が可能です。
- 2チャンネルからの構成が可能です。
- 複数匹での同時計測を行えます。
- 計測及び解析用ソフトウェアも用意しております。
例:睡眠解析、睡眠ステージ判定(Wake / NREM / REM を自動判定)
- アンプ
- ヘッドアンプ内蔵スリップリング
小動物の脳波(EEG)及び筋電位(EMG)解析の研究用バイオアンプです。
ヘッドアンプはスリップリング対応になっておりますので、実験動物の生体信号をフリームービングで導出し、脳波等を連続的に測定・記録することが可能です。
入力信号は差動入力及びシングルエンド入力の両方に対応できます。
システム構成例
オプション
- 睡眠解析研究用プログラム SleepSign
- 生体情報集録プログラム Vaital Recorder2
- 多用途生体情報解析プログラム BIMUTASⅡ(集録プログラム+解析プログラム)
- 測定用ケージ(特注サイズも可能)
- 測定用シールドボックス(特注サイズ、特注仕様も可能)
- 測定用電極(特注仕様も可能)
- 睡眠断眠装置
*実験内容に応じて特注も可能ですので、ご相談下さい。
仕様
アンプ仕様
入力レンジ | 2, 1 V/mV、500, 200, 100, 50 V/uV |
時定数 | 1.5, 0.3, 0.03, 0.003 秒 |
ハイカットフィルタ | 10, 50, 100, 1000(1k) Hz |
バンドパス | 50/60 Hz |
出力 | ±5V |
入力コネクタ | モジュラージャック 2ch/(匹)、4ch/(匹)[選択] |
出力コネクタ | BNC アナログ出力 |
外形寸法 | 4ch : W220 x D120 x H100 mm |
電源 | 100VAC(ACアダプタ使用) 5VDC |
ヘッドアンプ仕様
倍率 | 100倍ゲイン |
- システム構成品
- 電極
ソフトウェア
睡眠解析研究用プログラム SleepSign
特徴
SleepSignは動物(ラットやマウスなど)の睡眠解析を行われるお客様を強力に支援するために開発された、睡眠解析研究用プログラムです。
3つの睡眠ステージ(Wake, REM, SWS)を自動判定及び視察判定が可能ですので、今まで大幅な時間を要していた睡眠ステージ判定が短縮されます。
アンプからのアナログ信号を長時間(1週間程度)パソコン上にファイリングすることができます。また最大で32チャンネルまでファイリングできますので、脳波、筋電図以外にも血圧、脳温、心電図等さまざまな信号を入力することが可能です。複数匹の動物を一度にファイリングすることも可能です。
複数匹のデータを収録した際には、そのデータに対して自動判定を複数匹連続して行えます。
ステージグラフにより一定時間ごとにおける各睡眠ステージの発生率や時間を得ることができます。これにより、睡眠の量を定量化できます。
周波数解析によりステージ別の任意時間ごとの集計ができます。
これにより、同じ睡眠ステージでも、どの周波数の脳波が多いかで睡眠の質を知ることができます。
各解析結果はテキストデータとして保存できますので、各種Windowsソフト上で読み込み、二次処理を行うことができます。
断眠オプション
睡眠ステージでトリガ信号を出力します。その信号を受けた断眠装置にて回転棒が回り、動物を覚醒させます。
- 5voltトリガ信号が出力されますので、信号を受け取るハードウェアを用意すれば、お好みの動作を行うことも可能です。
仕様
※フィードバックシステム
- エポック毎に睡眠段階を判定し、希望のステージにてトリガ信号を出力
- 1台のパソコンで最大4匹までコントロール
- トリガ信号は、5voltオープンコレクタを出力
※断眠装置
- フィードバックシステムからの信号を受け、ステンレス棒が回転(または停止)します。
- ステンレス棒の回転と同時に、振動や光、音などの刺激を発生させることも可能です。
→振動や光、音などの刺激を利用する場合は、通常の飼育ケージでもご利用いただけます。ただし、睡眠を妨害する効果は弱まります。 - 居室内には、おがくずなどの軽い床敷きを敷くことができます。
なお、居室部分は取り外しができますので、簡単に掃除をおこなうことも可能です。
また、給水ビンを取り付けることも可能です。(餌は床置きになります。)
多用途生体情報解析プログラム BIMUTAS Ⅱ
BIMUTAS ⅡはA/D変換ボードを介して収録した脳波、筋電図などの波形データに自由度の高いデータ編集、強力なデータ加工、豊富なデータ解析を行う研究支援用プログラムです。
- 最大32チャンネル(※)の生体信号をA/D変換ボードを用いてデジタル信号に変換しリアルタイムでモニタしながらパソコンに収録します。
※オプショナルボード追加で最大32チャンネルの計測可能 - CAL信号を記録することにより、生体信号解析に必要な校正処理が簡単でしかも正確に行えます。
- 整流・移動平均・デジタルフィルタによるノイズ除去など生体信号処理に必要なデータ補正ができます。
- 任意の波形データに対して、周波数分析・積分・ピーク検出など生体処理に必要な各種解析処理を豊富に備えています。
外観及び仕様は改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承願います。