- 擦過行動を自動定量化
- 前処置・消耗品不要
- 非侵襲性・ストレスフリー
SCLABAⓇシステムとは
SCLABAⓇシステムは高速カメラとソフトウェアによる画像解析で、実験小動物(4匹/1台)の薬効試験による擦過行動を長時間定量化できます。
(広島大学大学院工学研究科 石井抱教授ご協力)
SCLABAⓇシステムの特徴
- 擦過行動を客観的に定量化し評価できます
- リアルタイム解析のため、解析にかかる時間・人員コストを大幅に削減できます
- 高速カメラによる画像解析を用いることで、高精度な測定解析が可能です
- サムネイル機能により、目視による後追い解析が簡便に行えます
- 実験動物に対しストレスフリーな環境で測定可能です(画像解析・不可視光である近赤外線ライト採用)
- 実験動物への前処置は不要です(非侵襲性)
- 消耗品は基本的に不要です(測定時間によっては保水用ゲルの使用を推奨)
- 長時間撮影が可能です(最大24時間)
上記により、海外を含め製薬会社様・受託試験会社様・公的機関様などへの販売実績が多数ございます。
SCLABAⓇシステムに関する引用論文実績も多数ございます。
ご希望の際は、ノベルテック社Webサイト(http://www.noveltec.jp)をご覧いただくか、お気軽お問合せください。
現行品(SCLABA-Real)と比較して・・・
コストダウン
- 製品価格 約40%ダウン
- 現行品(SCLABA-Real)同様にランニングコスト不要
測定精度の向上
- パラメータを2項目追加
- カメラにフィルタリング処理追加
- 測定フィールド拡張
PCパフォーマンス向上
- グラフィックボード搭載
- ノート型からタワー型に変更
- CPUメモリを2GBから8GBに変更
その他にも・・・
- 個別測定データの軽量化
- パソコンでの動作の一元化による操作の簡便化 etc…
システム構成
パソコン
対応OS | Microsoft Windows10(64bit) |
CPU | Core i7 |
メインメモリ | 8GB |
HDD | 1.0TB |
電源 | PC本体:90~264VAC 約0.15A(通常)/約1.17A(最大) ディスプレイ:約0.2A |
備考 | グラフィックボード(2GB)搭載 |
専用撮影台
サイズ | W470 × D402 × H1040(mm) |
重量 | 約 10.0kg |
電源 | 100~240VAC 50~60Hz 最大4.0A |
高速カメラ
サイズ | W29 × D29 × H38(mm) |
重量 | 90g |
測定時フレームレート | 240FPS |
ケージ(2匹分)
サイズ | 約 W300 × D200 × H350(mm) |
重量 | 約 1.3kg |
材質 | アクリル(マット加工) |
SCLABAⓇ-Next 検証・後追い解析
測定データはサムネイル機能により、全擦過行動を簡便に目視確認できます。
また、検証画面でフレーム間差分波形と動画像を連動して再生でき、擦過行動が適切に判定されているか検証可能です。
擦過行動を判定するためのパラメータについては、任意で変更、検証できます。
SCLABAⓇ-Next 解析・保存データ
「かゆみ」の重症度を測るために必要な擦過行動回数および持続時間がCSV形式にて保存されます。加えてMPEG形式にて動画像も保存されます。
- 擦過行動回数(CSV形式)
- 擦過行動時間(CSV形式)
- 測定動画(MP4形式)
オプション
SCLABAⓇ-Next Trackingソフトウェア
Trackingソフトウェアは測定データの動画像から小動物の行動量(自発運動量)を測定します。
かゆみに対する薬効評価と合わせ、投薬による副作用の検証なども行えます。
SCLABAⓇ-Next 解析専用ノート型PC
本PCを使用することでシステム外でのデータ解析が可能となります。
システムに保存されているデータをHDDやUSBなどの情報記録媒体に移行することで、場所を選ばずに解析を行うことができます。
※本製品は解析のみの用途であり、測定は実施できません。
SCLABAⓇ-Next 関連消耗品
専用マウスケージ(2匹用)
SCLABAⓇ-Nextの撮影用専用ケージです。1個につき2匹のマウスをいれることができます。
近赤外線の乱反射を防ぐためのマット加工が施されており、測定前の馴化にご使用いただけます。
長時間撮影用ゲル
長時間の撮影に適した水分補給用のゲルです。
※ご指定以外のゲルにつきましては、測定時にゲル内で光を乱反射するなど測定に支障をきたす場合がございます。
外観および仕様は改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承願います。