本装置はリウマチ関節炎や水腫の研究及び薬品の開発に不可欠なラットの下肢の腫脹容積の測定をより簡単に且つ正確に行うことを目的として設計されています。アルキメデスの原理を応用し、重量と比重から容積を算出しています。透明な計測槽に水を入れ、ラットの下肢を規定の位置まで挿入し、フットスイッチを踏めばその時の容積がデジタルで表示されます。プリンタ(オプション)を使用すればサンプル番号と容積を自動印字することが出来ます。アプリケーションに応じてサーマルプリンタとドットインパクトプリンタが用意されています。また、標準添付のWindows版データ受信ソフトを使用することにより、得られたデータをエクセル等の表計算ソフトで読み取り可能なファイルとして格納できます。
特長
- 水だけで使用できます。
- デジタル表示のため、読取誤差がありません。
- 指つき板があるので安定した測定ができます。
- 高分解能 ラット:0.01ml マウス:0.001ml
- 任意の時点でゼロリセットできます。
- RS-232C出力とプリンタ出力の両方が備わっています。
- Windows版データ受信ソフトが標準でついています。
- オプションとしてサーマルプリンタ、ドットインパクトプリンタを用意しました。
仕様
機 種 | MK-101CMP(兼用型) | MK-101P(専用型) |
測定範囲 | ラット:0~7ml マウス:0~0.5ml |
ラット:0~7ml マウス:0~0.5ml |
表 示 | ラット:0.01ml マウス:0.001ml |
ラット:0.01ml マウス:0.001ml |
電 源 | 100VAC 50/60Hz | 100VAC 50/60Hz |
消費電力 | 約 30W |
約30W |
本体外形寸法 | W200 x D200 x H140 mm | W200 x D275 x H145 mm |
センサ寸法・その他 | W170 x D170 x H190 mm | ラット又はマウスのいずれか選択 センサは本体と一体 |
データ出力 | プリンタ及びRS-232C出力 | プリンタ及びRS-232C出力 |
本体重量 | 約 3.2kg | 約 3.2kg |
外観及び仕様は改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承願います。
標準構成
MK-101CMP標準構成(兼用型)
- 本体 – 1
- フットスイッチ – 1
- ゼロスイッチ – 1
- ラット用セル – 1
- マウス用セル – 1
- センサ – 1
- 指つき板 – 1
- データ受信ソフト(Windows版) – 1
- 取扱説明書 – 1
MK-101P標準構成(専用型)
- 本体 – 1
- フットスイッチ – 1
- ゼロスイッチ – 1
- 指つき板 – 1
- 計測セル(選択) – 1
- データ受信ソフト(Windows版) – 1
- 取扱説明書 – 1
オプション
- ドットインパクトプリンタ
- サーマルプリンタ
プリンタ及び受信ソフト
REFERENCES
- Zhao, H., Liu, S., Huang, D., Xu, Q., Shuto, T., Iwamoto, Y. (2006). The protective effects of incadronate on inflammation and joint destruction in established rat adjuvant arthritis. Rheumatol Int, 26(8), 732-740.