Passive Avoidance – Step through –
ステップスルーテスト・システム(受動的回避実験)は、マウスやラットが一度経験した嫌悪刺激(電気刺激)に対して表す回避行動を記憶の指標とする、学習・記憶試験を行うための装置です。
テストケージは明室と暗室の2室で構成されており、自動スライドドアによって仕切られています。動物を白色LED照明付きの明室に入れ環境に慣れさせた後、スライドドアを開けると動物は暗い場所を好む習性がありますので暗室に入ろうとします。暗室に入るとすぐに床面のグリッドを通じて電気刺激を与えられます。
嫌悪記憶を留めている動物は2回目の実験以降、暗室に入るまでの時間が十分に延長していれば、学習・記憶が成立しているものと考えられます。
Main Features
・1台のコントローラで最大4台のケージを制御できます。
・ケージを替えるだけでマウス、ラットどちらの実験もできます。
・Tilt型フリッド・フロアは実験動物の移動を正確に検出するメカニズムです。
・コントローラにはグリッドに通電するための、8ライン・スクランブル・ショッカが内蔵されています
・実験プロトコールを保存する事ができます。
・実験データはコントローラ内部に保存されます。保存データは付属のUSBキーを介してEXCEL等で参照する事ができます。