赤外線ビーム調整用ラジオメーター

Ugo Basile社製 I.R. Heat-Flux Radiometer Cat.No.37300

本装置は、UgoBasile社製品(テールフリック#37360、プランターテスト#37370 等)の赤外線強度を校正することができます。

また、上記のビーム照射装置の赤外線強度を数値(表示単位:mW/cm2)で確認することができます。

テールフリックやプランターテストのビー赤外線出力は、発光部の汚れや、赤外線ランプの劣化、装置の経年劣化等が原因となり、使用状況にもよりますが、1~2年間で2~3%減少します。
また、光源ランプの交換や装置の修理等で、通常より大きな赤外線強度で出力(8~10%)されることもあります。

出力シグナルが上部表面と下部表面の温度差に比例する小さくフラットな”温度勾配センサー”の導入により、シンプルで正確な赤外線強度校正用ラジオメーターの製造が可能になりました。

Main Features

  • 刺激強度の表示単位:mW/cm2
  • 赤外線発生装置の刺激強度を計測

37300 ラジオメーターでは下記の作業を行えます。

  • 赤外線強度の確認(必要であれば、テールフリックやプランターテスト装置の調整も可能です。)
  • 複数台使用のテールフリックやプランターテスト装置が、同強度で熱痛覚刺激を行えているかの確認
  • 赤外線強度のエネルギー量の確認
    1mW・s=1mJ
    *文献で記された同様または異なる方法や手段を比較するのに有用なデータとなります。

装置

装置の標準構成は以下の通りです。

  • 熱流センサー
  • 熱流センサープローブ(ヒートシンクと保護カバーの付いた温度勾配センサーが含まれています)
  • テールフリック用アダプター
  • プランターテスト用アダプター

デジタル表示器は9V電池付きです。すべての部品が安全に保管できるよう、専用プラスチックケースが付属しています。

使用方法

測定結果は数秒で表示されます。赤外線計測プローブは、対応したアダプターをヒートシンク上部に装着した後に、テールフリック/プランターテストの装置上に設置します。
ディスプレイ上の数値を読み取ることで、mW/cm2で表された赤外線強度が確認できます。
赤外線照射(テールフリック、プランターテスト装置等)のキャリブレーションが必要な場合は、照射装置を調整することができます。
*詳細は、テールフリックまたはプランターテスト装置のマニュアルをご確認ください。

製品情報

37300 I.R. HEAT-FLUX RADIOMETER 標準パッケージ

  • 37300-001:熱流センサー(ケーブル・コネクター、9V電池)
  • 37300-002:熱流センサープローブ
  • 37300-302:取扱説明書(CD-R)
  • 37300-320:プローブカバー
  • 37300-321:テールフリック用アダプター
  • 37300-322:プランターテスト用アダプター
  • I-A 073:専用ケース

仕様

外形寸法37 x 32 x 11cm(ケース)
重量2kg
梱包時寸法46 x 38 x 27cm
梱包時重量約3.2kg

外観及び仕様は改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承願います。

REFERENCES

  • Kimpel, M. W., Brown, M. M., & Froehlich, J. C. (2003). Pain thresholds in alcohol preferring and non-preferring rats: diurnal and repeated trial line differences. Alcohol Clin Exp Res. 27(12), 1921-1928.
  • Minett, M. S., Quick, K., & Wood, J. N. (2011). Behavioral Measures of Pain Thresholds. Curr Protoc Mouse Biol, 1(3), 383-412.
  • Tejada, M. A., Montilla-García, A., Sánchez-Fernández, C., Entrena, J. M., Perazzoli, G., Baeyens, J. M., & Cobos, E. J. (2014). Sigma-1 receptor inhibition reverses acute inflammatory hyperalgesia in mice: role of peripheral sigma-1 receptors. Psychopharmacology (Berl), 231(19), 3855-3869.