ラット・マウスにおける搾乳解析
ダイオキシン・環境ホルモン・薬物・生理活性物質・母子免疫ウイルス
乳中移行の動物実験に
ラットやマウスは、乳頭が小さく、また乳量も少ない為、有効に搾乳することが大変困難で、母乳への移行実験の報告はほとんどありません。環境汚染物質・ウイルスなど、広い分野で乳中移行の動物実験へのニーズは多く、意義の高い装置です。
- 乳仔の吸入動作を再現した効果的な拍動曲線
- 搾乳を促進するティートカップの乳頭刺激
- オートマティックな搾乳ができる新型スタンド
自動搾乳を実現する新機構
フレキシブル固定アームでミルクチューブの位置が保持でき、オートマティックな 搾乳が出来るように改良され、搾乳作業が簡単になりました。
便利な乳量目盛付き
集乳管を固定する透明アクリルのスタンドには乳量目盛つきで、搾乳乳量が一目で読み取れます。
搾乳のパルソグラム
拍動曲線は、Aの到達真空度期、Bの吸引期、Cの到達大気圧期、Dの大気圧期からなり、1周期の中でのA+Bが搾乳時間、C+Dが休止時間となります。操作パネルから、吸引圧力Pressure (- mmHg)、拍動数Pulsation (pulse/min.)、拍動比Suction (%)が設定でき、乳仔が母乳を吸う動作の拍動曲線をCPUで再現しています。拍動比は1拍動周期の中の搾乳時間の割合で%で示されます。
ワタナベティートカップ
実験動物の乳頭に装着するティートカップは、母親の乳頭刺激に重要な役割を果たします。ワタナベティートカップ先端の乳頭挿入部が吸引拍動に伴って、乳仔の口唇で行う乳頭刺激と同様の効果をもたらし、乳頭を折れ曲げずに吸引導入して固定する構造が効果的な搾乳を実現させます。
仕様
吸引圧力設定 | -100~-200mmHg -5mmHg step |
拍動数設定 | 40~70 pulse/min. 1 pulse/min. step |
拍動比設定 | 50~70% 5%step |
設定表示 | LEDデジタル |
ティートカップ | シリコン製 ラット・マウス兼用 |
電源 | 100-240VAC 50/60Hz 30W |
寸法重量 | W275×D290×H115 mm 4.5kg |
NUBIC 日本大学TLO開発品
この製品は日本大学生物資源科学部獣医生化学教室 渡部 敏教授の発明によるもので、日本大学技術移転機関国際産業技術・ビジネス育成センター(NUBIC)との連携による開発品です。
製造元
(有)リトルレオナルド
外観及び仕様は改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承願います。
REFERENCES
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