新しい OMEGAZONE OZ-3 はカラー実画像も表示します。これにより実際の生体の色と血流画像を比較することが可能になり、生体組織の状態がより良く把握できます。
実画像は、室内光によるカラー画像と、レーザー光による白黒画像の2種類で、表示の選択ができます。
カラー実画像、白黒レーザー実画像、血流画像は同期して表示され、3種類の画像が保存可能です。
レンズを交換することで、測定範囲を変えることができます。
機能と特徴
- 測定用ソフトウェア「LSI」と解析用ソフトウェア「LIA」に分かれているので、測定後に保存した画像を解析できます。各種レンズの選択により、撮影範囲を変えることができます。
- Real Image : カラー実画像とレーザー光による白黒画像を選択により表示します。カラー画像から生体組織の状態を把握することが可能です。
- Blood Flow Image : 生体組織の血流量を青色から赤色で表示します。カラーバーの設定が自由にできるため、最適な色分布を得ることができます。
血流画像演算表示は、高解像度(Hi-Res)、高速(Hi Speed)と高速平均化(HS-AVG)から選ぶことができます。 - Optical zero null : レーザー光を照射しないときの外光によるオフセットノイズを取り除きます。
Gain controller が「MANUAL」時に有効です。 - Gain controller : 画像の明るさを調整します。
「AUTO」では自動的に調整し、「MANUAL」では手動で調整できます。 - 画像回転機能 : 測定している画像を回転させることができます。
- Marker : イベントマーカーとして画像にパンチマークを入れることができます。
- Color Bar : 複数のカラーバーを用意しています。
標準(STD)、強調(Enhanced)、グレースケール(Gray)、赤-白-青(Red-Blue,LIAでの差分解析時) - Chart : ROIで囲った場所の血流量の時間変化を表示します。
- Histogram : ROIで囲った場所の血流量の分布を表示します。
- ROI : 囲った場所の血流量を表示します。LSIでは2カ所、LIAでは8カ所設定できます。
- Play Movie : 単位時間当たりの表示枚数を指定して保存画像を再生できます。
- デスクトップ型はプログラム用とデータ用の2台のハードディスクドライブを搭載しています。
仕様
測定用レーザー | 780nm半導体レーザー, CLASS 1M |
ポインターレーザー | 650nm半導体レーザー, CLASS 1 |
画像解像度 | 750-560(Hi-Res), 250-186(Hi speed, HS-AVG) |
CCDカメラ | GigE型(カラー&近赤外) |
撮像時間 | 30 frames/sec |
測定時間 | Hi Res:約 1 image/sec Hi speed:約 15 images/sec |
測定方法 | Reduced Speckle Image |
OS | Windows7またはWindows10 |
CPU | Core i7 |
HDD | 500GB以上 |
MEMORY | 4GB以上 |
DISPLAY | ノート型:15.6 inch(1920-1080) デスクトップ型:24 inch(1920-1080) |
応用例
- 脳血流測定
- 臓器血流測定
- 皮膚血流測定
- 虚血肢測定
- 血管拡張、収縮時の血流測定
- 環境生理研究
外観及び仕様は改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承願います。